2022年2月5日 14時30分開演
サントリーホール ブルーローズ
チェロと仲良くなるコンサート
チェロの豊かな音色や多彩な魅力が詰まったコンサート。チェロ以外の楽器とのコラボレーションも聴きどころです。
出演
辻本 玲 (チェロ)
横坂 源 (チェロ)
沼沢 淑音 (ピアノ)
津田 裕也 (ピアノ)
料金(全席指定)
会員:¥3,500
前売:¥4,000
当日:¥4,500
学生:¥2,500
プログラム
■第1部
出演: 辻本玲(Vc)、沼沢淑音(Pf)
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
■第2部
出演:横坂源(Vc)、津田裕也(Pf)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
■第3部
出演: 辻本玲、横坂源(Vc)
J.S.バッハ(Claudio Jaffe and Johanne Perron編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より 「シャコンヌ」(チェロ2重奏版)
ボルサレッロ:タンゴ・トリステ
パガニーニ(ヴェルナー・トーマス=ミフネ編):モーゼの主題による変奏曲(チェロ2重奏版)
チケット販売
出演
辻本 玲
チェロ
7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。その後ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、シベリウス・アカデミー(フィンランド)、ベルン芸術大学(スイス)に留学。2003年、第72回日本音楽コンクール第2位、併せて「聴衆賞」受賞。2007年度青山音楽賞新人賞受賞。2006年、2007年、ヴァイオリニスト五嶋みどり氏が主催する「Community Engagement Program」に参加し、世界各地で共演。2009年、第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。2011年にサントリーホール他5大都市でデビュー・リサイタルを開催。2013年、第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。ソロ活動と並行して、サイトウ・キネン・オーケストラやアルカス佐世保のレジデンス・カルテットの一員として活動するほか、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」「及川浩治トリオBee」「ひばり弦楽四重奏団」などの室内楽にも多数参加。2016年に別府アルゲリッチ音楽祭にてワディム・レーピンと共演するなど実力派チェリストとして高い評価を得ている。2019年にソロCD『オブリヴィオン』をリリースし「レコード芸術」誌にて特選盤に選出。日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェロ奏者を経て、現在はNHK交響楽団首席チェロ奏者を務める。 これまでに、NHK交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハ−モニ−管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、ロシア国立交響楽団、ベルリン交響楽団等と共演。メタ・ワッツ、オーランド・コール、川元適益、上村昇、山崎伸子、アルト・ノラス、アントニオ・メネセスの各氏に師事。 使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより1730年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを、弓は匿名のコレクターよりTourteを、特別に貸与されている。 公式サイト http://www.rei-tsujimoto.com
沼沢 淑音
ピアノ
桐朋女子高等学校音楽科ピアノ科を首席で卒業、あわせて桐朋学園音楽部門より特別奨学金を授与される。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマを経て公益財団法人ロームミュージックファンデーションの奨学生としてエリソ・ヴィルサラーゼ氏のもと2015年にモスクワ音楽院を卒業。これまでに杉安礼子、故ウラジミール・竹の内、辻井雅子、佐藤辰夫、広瀬康、野島稔、ミハイル・カンディンスキー、エリソ・ヴィルサラーゼの各氏に師事。
素晴らしい輝かしいピアニストで私は彼の特別な繊細な感受性と音楽への献身に心動かされました。(アルゲリッチ氏)
音楽に普遍的なアプローチをする事ができる個性的で創造的なアーティスト(ネルセシアン氏)
と称賛される。
若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール、マウロ・パオロ・モノポリー国際ピアノコンクール、ケルン国際音楽コンクール三位入賞、シュニトケ国際コンクール優勝、ポッツォーリ国際ピアノコンクールで優勝。また浜松国際ピアノコンクールに参加し「ネルセシアン賞」「(公財)アルゲリッチ芸術振興財団賞」を受賞しアルゲリッチ氏より別府アルゲリッチ音楽祭に招待され演奏する。室内楽にも積極的に取り組み、2010年﨑谷直人(ヴァイオリン)、新倉瞳(チェロ)とトリオのCDをリリース、2019年鍵冨弦太郎(ヴァイオリン)とデュオのCDをリリース、また同年西村尚也(ヴァイオリン)、ルトヴィート・カンタ(チェロ)との宗次ホールでのライブ演奏のトリオのCDがレコード芸術誌で準特選盤に選出されている。外山雄三、沼尻竜典、山田和樹、アナトリー・レービン、ミヒャエル・ザンデルリング指揮、アンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、ケルン放送管弦楽団等と共演。また室内楽にも積極的に取り組んでいる。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭等、日本国内各地はじめスペインやイタリア、ドイツ、フランス、ロシア、ベラルーシ、中国等の音楽祭に出演。2017年4月より桐朋学園非常勤講師。
(c)Takashi Okamoto
横坂 源
チェロ
桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。 2002年、全日本ビバホール・チェロコンクール史上最年少(15歳)で第1位。2005年出光音楽賞、2008年齋藤秀雄メモリアル基金賞、2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、2012年ホテルオークラ音楽賞など多数受賞。2009年には、全ドイツ学生音楽コンクール室内楽部門で第1位を受賞。 13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を共演したのを皮切りにソリストとしてデビューし、2019年/2020年には演奏活動20周年を迎え、ドイツでWürth PhilharmonikerとS.スヴィリドフのチェロ協奏曲 『つばき』の新作委嘱・世界初演と東京交響楽団(齋藤友香理指揮)との日本初演を行った。 また、日本フィルハーモニー交響楽団(山田和樹指揮)とM.ルグランのチェロ協奏曲の日本初演を果たした。2021年2月には、NHK交響楽団(尾高忠明指揮)とショスタコーヴィチのチェロ協奏曲を協演。録音では、2016年に「J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ集(ピアノ:藤井一興)」をリリース。2020年12月には「シューマン&メンデルスゾーン(ピアノ:加藤洋之)」をリリースし、レコード芸術誌で特選盤に選ばれた。
(c)Christine Fiedler
津田 裕也
ピアノ
仙台市生まれ。東京藝術大学、同大学院修士課程を経て、ベルリン芸術大学においてパスカル・ドヴァイヨン氏に師事。07年仙台国際音楽コンクールにて第1位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。11年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。ソリストとして日本各地のオーケストラと共演するほか、仙台クラシックフェスティバル、武生国際音楽祭、木曽音楽祭などに定期的に招かれる。室内楽活動にも積極的で、多くの著名な音楽家と共演を重ねる。特に、白井圭(vn)、門脇大樹(vc)とはトリオ・アコードを結成し、国内各地で演奏。20年10月にはベートーヴェンを収録したトリオ初のCDをリリースし、高く評価される。東京藝術大学准教授。